皆様ご健勝のこととお慶び申し上げます。第62回日本生化学会近畿支部例会を、2015年5月16日(土)に立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて開催するはこびとなりました。
日本生化学会近畿支部では毎年「近畿支部例会」を開催し、支部会員の研究・教育成果の発信や情報交換の場とするとともに、将来の日本を担う若手研究者・学生の育成に努めています。
近畿支部例会では医学、薬学、理学、農学、生命科学などさまざまなバックグラウンドの研究者が一つのキャンパスに集まります。また、全国レベルの学会とは異なり、学部生、大学院生、ポストドクトラルフェローなど若手研究者が多数発表し、活発に議論を行える環境であることが大きな特徴です。
注目される最新の研究についての紹介も、シンポジウムとして行っています。今回は「生化学から先端生命科学へのゲートウェイ」と題して、昨年9月にラスカー賞を受賞された森和俊 先生(京都大学大学院理学研究科)や、長田重一 先生(大阪大学免疫学フロンティア研究センター)、伊藤誠二 先生(関西医科大学)のご講演を予定しております。そして、本シンポジウムに協賛していただいた関西実験動物研究会から喜多正和先生(京都府立医科大学動物センター)にご講演いただきます。さらに、新しい試みとして高校生による研究発表や、企業主催のランチョンセミナーも予定しております。
近畿支部の若手研究者の活動を盛り上げるため、本年度から創設された「日本生化学会近畿支部奨励賞」を受賞された波多野 亮 先生(立命館大学薬学部)にも受賞記念講演をしていただきます。
本例会は学生と若手研究者の発表を促進するため、今年も参加費や登録料はいっさい無料です。学生(学部生、大学院生)が筆頭著者として発表する場合および高校生が発表する場合には、昼食の弁当を無料で配布することにしています。
また近畿支部例会での発表は、「日本生化学会近畿支部奨励賞」に応募する要件の1つになっています。
どうぞ皆様ふるってご参加、ご発表くださいますよう、お願いいたします。
第62回日本生化学会近畿支部例会
例会長:西澤 幹雄(立命館大学 生命科学部生命医科学科)